仏師 / 禅僧 / 現代仏教美術

長谷川琢士

Hasegawa Takuo
  • 美術
    • 彫刻
    • インスタレーション
    • パフォーマンス
    • サウンドアート
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Profile

プロフィール
現代仏教美術を牽引する仏師/禅僧。
1983年、静岡生まれ。幼少より大工の父の元で木工に触れ、19歳の時に当時戦争直後のアフガニスタンへ赴き、その後ヨーロッパ、アフリカ、南米、アジア各国を巡り、様々な思想、宗教、文化、自然に触れ、現代の世界を肌で観じる。8年に及ぶ旅の中で ” ZEN ” に現代的可能性を見出し仏門を叩く。
京仏師の流れを汲む日本伝統仏像彫刻師の元で修行。華道や茶道にも精通し、仏教美術を世界美術史の中で新たに捉え直し、現代のホトケの姿を制作する。
木芯を込めた一木造りを行い、土と廃棄素材を使った陶芸彫刻作品のほか、ブロンズやインスタレーション、古仏修復など作品は多岐に亘る。
“ 今円空 “ として、観衆前で仏像を彫り出すライブ彫刻では、さまざまな楽器と電子音、自然音と鑿や鋸などの彫刻音と共に彫り出されるホトケの姿を生ものとして現す。

2024年、歴史上初めて西洋での仏像彫刻を制作。ヨーロッパ杉(Lebanon cedar)の総一木造り観世音菩薩立像をスペインShorinjiにて謹刻する。
スペイン、フランス、イタリア、スイス等のヨーロッパ各国の寺院にて現地僧侶と共に参禅修行し、現地での仏像制作、仏像彫刻指導と伝導、ワークショップを行い、各地アートスペースにて作品を発表し、仏教美術を通して禅を伝える。

現代の仏師、また禅僧として、肥大化する自我意識による争いと苦しみの現代社会の中、「人と自然」「物質と精神」「善悪」の二極対立を超えた視点を持ち、智慧と慈悲の制作を続ける。

Message

メッセージ
2500年前に生まれ、発展してきた仏教の視点や文化を、過去のモノとしてではなく、今を生きる人々と共に在るものとして観じてもらえたら嬉しく思います。