彫刻家

高橋直宏

Takahashi Naohiro
  • 美術
    • 彫刻
    • インスタレーション

Profile

プロフィール
1991 北海道岩見沢市に生まれる
2015 金沢美術工芸大学 美術工芸学部 美術科 彫刻専攻 卒業
2017 金沢美術工芸大学大学院 美術工芸研究科 修士課程 彫刻専攻 彫刻コース 修了
2020 金沢美術工芸大学大学院 博士後期課程 美術工芸研究科 彫刻分野 満期退学 
博士(芸術)学位取得

・個展
2022
「standing on the balls of the feet」/EUKARYOTE(東京)
「Undertaker」/金沢アートグミ(石川)

2021
「BEACH」/彗星倶楽部(石川)

2017
「およそ不合理な身ぶり」/ mbf付属アートスペース(群馬)
「D、D、D」/ 芸宿(石川)

・グループ展
2022
「ARTISTS’ FAIR KYOTO 2022」/京都府京都文化博物館 別館(京都)
「In search of others」/KOTARO NUKAGA(東京)
「AGAIN−ST ルーツ/ツール 彫刻の虚材と教材」/武蔵野美術大学美術館(東京)
「表出のかたち展」/野々市市喜多家住宅(石川)
「2022国立台湾芸術大学美術学院彫刻学科 第13回国際シューズボックススカルプチャー展」
/国立台湾芸術大学(台湾)
「NITO12 東京群島生活」/アート/空家 二人(東京)
  
2021
「3331ARTFAIR 2021 」/3331 Arts Chiyoda (東京)
「パースペクティブの生態」/CRISPY EGG gallery(神奈川)
「金沢彫刻祭2021」/金沢21世紀美術館 広場(石川)
「群馬青年ビエンナーレ2021」/群馬県立近代美術館(群馬)
「ポリフォニックなプロセス+プレッシャー」/はしっこ、武蔵野美術大学 (東京)
「故郷」/新宿眼科画廊(東京)

2020
「EUKARYOTE GROUP SHOW」/EUKARYOTE(東京)
「sequence ART 2020」/sequence MIYASHITA PARK(東京)
「EUKARYOTE POP UP SHOW」/WHAT CAFE(東京)
「整頓された混乱」/ gallery TOWED (東京)
「gallery TOWED ドローイング展」/ gallery TOWED (東京)

2019
「TRACTOR BEAM vol.2 -TALISMAN-」/WALLA(東京)
「別人」/ 芸宿103(石川)
「美術部展3」/ ビリケンギャラリー(東京)
「東京インディペンデント2019」/東京藝術大学 陳列館(東京)
「Future Artists Tokyo “EЯLection of Anonymous”」/東京国際フォーラム(東京)
「とりあえずそこに行くとして、」/ 問屋まちスタジオ(石川)
「The Metamorphosis」/EUKARYOTE(東京)
その他多数

Message

メッセージ
私は主に木を素材として人体像を制作している。その体はバラバラで、いくつもの部位に分かれている。それぞれ組み換え可能で展示の度に形態が変わるものもある。頭や足が逆さまになっていたり、天井から吊るされていたり、地面に寝ていたり、見る位置によって様々に印象が変化する身体を持っている。
当たり前の話だが私たちの身体は時間の移り変わりと共に成長し、衰える。精神的内面も価値観も同様に変化する。また、私という主体もあなたから見ればひとつの客体であり、外国人から見れば私もまた外国人であると言ったように、外部の環境や立場によっても人間の身体の見え方は変化する。
つまり人間の身体というものは決して決まったものではなく絶えず外からの影響で変化しているものということだ。
私から見れば自らの自由な意思も不明瞭で曖昧な揺らぎ続けているものにも見える。
私の人体像は、この揺れ動く身体を持った像である。私の制作は人間と外部のとの間にある関係を捉え、人間の脆さやそこに垣間見える強さを表現することである。